イメージから製品化へ

〜ゼロからのモノ造りをサポートする
セアールの3つの突破力〜

なにもない処からのモノ造り、モノ造りの困りごとを一手に引き受けるには、「理解力」と「展開力」と「製品力」が必要です。「『今、そこにない、を創り出す』総合モノ造り相談所」であるセアールはこの3つの突破力で、お客様のイメージを具現化し、想像以上の製品をご提供します。

1理解力 プライオリティと最適解
2展開力 イメージの具現化
3製品力 製品化のプロセスの構築

1 | 理解力
(プライオリティと最適解)

セアールではお客様のニーズに最適解をご用意するため、コミュニケーションを何よりも重要視します。構想段階では、言語化されていないニーズが隠れていることもあります。製品のプライオリティを明確化するために、場合によっては何度も打ち合わせをさせていただき、最適解にたどり着く道を探し出します。

2 | 展開力(イメージの具現化)

セアールでは、まずお客様のイメージをどのようにすればプロダクトにできるか、ひたすら考え抜きます。蓄積されたノウハウだけに頼らず、必ず新しいアイデアやテクノロジーを盛り込む事を考えます。そうすることにより、画期的な製品やサービスの提供が可能となり、時流にハマる新しいプロダクトとなると考えます。

3 | 製品力
(製品化のプロセスの構築)

セアールには、イメージからの製品化を可能にするために国内、海外に200社を超えるスペシャリスト(刃物屋、成形金型屋、射出成形屋、金属印刷屋、金属エンボス加工屋、プレス抜き屋、螺子屋、バネ屋、木製小物屋、ゴム屋、貼り箱屋、印刷屋、抜き屋、組立検品屋、検査機関など)と業務提携しています。全てが自社で加工工程を持っている中小企業たちで、絶対の信頼関係で繋がっています。

製品化例

大手飲料メーカーの販促用かき氷器

スタート

大手飲料メーカーから相談を受けた広告代理店担当者が、商品であるミネラルウォーターの、夏場の美味しい楽しみ方の新提案として、夏のキャンペーン景品にかき氷器を思いつく。「爽快感」「わざわざ買わないけどもらって嬉しい」「お客様に美味しい水で作る美味しいかき氷をイメージさせる」などのさまざまなコンセプトワードと、担当者がその場で描いたポンチ絵を見せられた処から製品のイメージをスタート。

構想

セアールで徹底的にイメージを膨らませる。既存の家庭用かき氷器は極力見ないようにし、刃物が氷に当たって、氷がそがれていくところをひたすらイメージ、イメージ、イメージ。1週間くらい考えている内に、なんとなく脳内で「氷が紙のような薄さで削れていく」様子が見えてきた。途中何度か広告代理店担当者とも打ち合わせを重ねる。

展開

どうすればできるか。イメージを形にしてみる。セアールの協力会社(具体的には、茨城の氷製造業社と京都の刃物屋と東京のポップコーン製造機メーカー)に相談し、イメージをもとに基本的な構造を考え、具体的な設計をはじめる。各工程のスペシャリストがアイデアを出し合い、プロダクトの枠組みが見えはじめ、それを図面に起こしていく。

3D試作

3ヶ月後、全体の設計が終わり、3Dプリンターで試作機を作成し検証。しかし、「氷が紙のような薄さで削れていく」イメージの再現に失敗。最適解を求める試行錯誤が何十回も繰り返される。その検証に5ヶ月ほど費やし、刃物の取り付け位置や角度、躯体の微修正などを繰り返し、やっとイメージ通りのかき氷が削れるようになる。

量産準備

成形金型の製造に着手し、刃物、プレス金型、フレクション金型、スプリングなどをそれぞれの工場に発注する。その際の発注先は、すべて国内の自社で製造工程を完結できる町工場に直接発注。製品性能を保持のため、受注階層は増やさず、ネジ1本までMade in JAPANの安心・安全を担保。

ゴール

市販のかき氷器を凌駕するセアールのかき氷器を景品とした大手飲料メーカーのキャンペーンが展開。同社のミネラルウォーターの夏の美味しい楽しみ方を見事に表現することに成功したかき氷器は、大手飲料メーカー、広告代理店、そして消費者からも非常に高い評価を得た。その結果、キャンペーンは歴史的な大成功となった。最後に完成品と全工程を最終検証し、新たなノウハウとしてアーカイヴ。